2026年を代表する韓国ドラマ作品になりそうなのがこの作品!
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「誰だって無価値な自分と闘っている」
映画監督デビューを夢見て20年、追い詰められた男がある日出会った1人のプロデューサー。過労で心をすり減らした彼女との出会いをきっかけに、男は自らの価値を再発見していく。
引用:Netflix「誰だって無価値な自分と闘っている」ページより
今年の4月に配信が開始されてから韓国ドラマファンの皆さんの間で話題になっていました。
「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」や「私の解放日誌」といった代表作を持つ人気ドラマ脚本家のパク・ヘヨンの最新作で、主演はク・ギョファンとコ・ユンジョン。
韓国ドラマは久しぶりになってしまったのですが、ソーシャルメディアでどんどんと話題が大きくなっていくこの作品に期待高まりながら、観始めました!
最初は「うーんこの主人公のキャラ、どうなの?」と思いながら観ていたのですが、回が進むごとにどんどんと主人公にハマっていき、ラストは「なんていいドラマだったんだ!!」と感動して、「今観てよかった!!」と心から思い、「これはいろんな人におススメしたいな!」と思いました!
どんなところがおススメポイントなのか、早速書いていきたいと思います♪
※ここから先は思いっきりネタバレしていますので、結末をお知りになりたくない方はご注意ください。
感情移入しにくい主人公達ととあるアイテム 最初は理解できなかった
この作品、第1回目では「ん-これどうかな」とちょっと思ったところがありました。つまらなくはないのですが、
主人公のファン・ドンマンになかなか感情移入できない
というところがあって。
これはきっと私だけではないはずです。
ク・ギョファン演じるファン・ドンマンは映画監督を目指しているのですが、40歳を迎えてもなかなか思うようにいかずに、もはや日々刺々しく生きていて、ネットで悪口を書きこんだり、成功している仲間との会「8人会」で自分だけデビューもできず。業界の中で底辺のように生きている自分の愚痴を垂れ流すキャラ。
ある作品の打ち上げに参加しても、その場で監督や俳優を大きな声で酷評するようなタイプ。周囲も呆れて、でもどうしていいか分からないみたいな。そして肝心の本人もどうしていいか分かってない。そこが結構強烈で、あんまりキャラとしても掴めなかったんですよね。でも、それが後から利いてくるんですけど。
もう一人の主人公である、コ・ユンジョン演じるピョン・ウナは若い女性で映画会社で働くプロデューサー。
この子は優秀で才能はあるのですが、態度が嫌われやすいのか、上司の代表にまー嫌われてて。同僚にもあんまり受け入れられていないタイプ。感情が高ぶると私だったら「辞めるな」と即時に思ったのですが、ウナは辞めずにいるのが理解できなくて。
家が近いことから偶然踏切で出会う二人。この出会いが私には「え?」って唐突な感じだったところに、二人とも
謎の開発会社が作った「感情ウォッチ」という腕時計をつけている
という設定が。偶然二人が同じ会社のモニターになってつけてるんですけど。物語に活きているといえば活きているのですが、でも「なんで?」で感じで最初よく分かりませんでした(笑)
ドンマンの背景が分かってくると一気に身近に感じられるように
このドラマは主人公ドンマンがどん底に近い状態で、それでもなんか諦めない。
ウジウジしてるけど決して暗すぎなくて、ウザいキャラだけど存在がいいんですよね。主人公だからっていうのもあるかもですが、「この男ダメだ」っていう気持ちにはなぜかならないというか。
私はとあるドンマンの背景がはっきり分かってからは、私には「あ、そうか」と理解ができるきっかけがありました。
それは兄のジンマンの存在。
彼は詩人というとても特殊な才能がありながら、溶接の仕事をして日々を静かに過ごし、溺れるまではいかないまでも、酒を日々飲みながら、うだつの上がらない弟と暮らしています。でも、離婚により会えなくなってしまった娘への想いと絶望から、自殺願望を抱えているんですね。
ドンマンはそんな兄とずっと暮らしているんです。唯一の家族が自殺願望を抱えながら、失いやしないかと怯えながら暮らしているんです。そんな中でもう完全に病んでいる兄と暮らしていて、自分の夢をかなえるとは。もちろん、ドンマンも、もはや病みかけてるんですよね。そんな精神的に苦しい生活では、自分の夢が上手くいかないどころか自分が壊れない方すら凄いと思います。
また、ウナの方も産みの母に捨てられて、その傷をずっと抱えながら生きている。その母は大女優になり、女の子を養女に迎えてその女優に。
また元彼がドンマンの後輩で映画監督を目指していて、脚本が認められるんですけどその脚本はなんと元カノのウナとの共作で、それを隠して一人で書いたことにしようとされるという。でも業界の「分かる人には分かる」という感じで。酷い彼氏ですが、結構こういう事ありそうですね。
ウナの方もとても傷ついている子なのですが、ドンマンと交流を持つことで、どんどんと自分が強くなっていくところを感じるところが面白いですし、共感できる人が多いのでしょうか。
誰かとの出会いが自分を変えていくところがハマった
ドンマンもウナも、お互いの出会いで少しずつ自身が変わっていきます。恋愛関係ではありますが、
誰かとの出会いで自分が少しずつ変わっていく
本当にこういう事ってありますよね。そこの過程を韓国ドラマらしく丁寧に描いていくのが「このドラマの肝の一つかな」と思います。
主人公二人以外にも、その描写があって。
ドンマンの発言などにイライラし、自分の監督した作品を酷評され、現実にも滑ってしまい落ち込んでしまうパク・ギョンセも、後輩のような若い女性の共同脚本家の明るさや優しさに救われていき、ちょっと本気で好きになりそうな描写も。ギョンセには自分を支えてくれている制作会社代表のヘジンがいるのですが、ヘジンも複雑になっていく。
このサイドストーリーも、ギョンセを演じる脇役名優のオ・ジョンセと、支えてくれる制作会社の代表である妻を演じたカン・マルグムの演技がまたいいんですけど!!!出会いで救われるってところは、ドンマンもギョンセも共通しているんですよね。
ドラマの終盤に出てきたあるセリフが刺さりまくって号泣に!
そして、数々の名セリフが既にいろんな形で語られているこのドラマで私が本当にめちゃくちゃ刺さったセリフがドンマンの
「人生はコメディでありたい」
というセリフ。
敵対していた後輩とめちゃくちゃな喧嘩をして、顔を殴られて歯が折れたままウナの家へ向かい、出迎えたウナに伝えるんですけど。
そのセリフに至るまでも、もういろんなエピソードがあるのですが、書ききれなくてすみません(笑)。でも、辛い思いで必死に生きている二人なのですが、ドンマンからのこのセリフでなんか私はめちゃくちゃ泣けちゃって。めちゃくちゃ明るくおどけて言うドンマンの表情がまた良くて。
私もそういうタイプだからかもしれません。私は人生をコメディで救われてきたのかも。辛い時はコメディに救われたい。自分自身も本当に辛いことがあった時、落ち込んで寝込んで誰かに愚痴って。でも、実はそのことを笑いに変えることが一番生きていける方法だったりして。
映画やドラマでもいろんなジャンルが好きだけど、一番はやっぱりコメディが好き。
ドンマンからのこのセリフが聞けたときに「あー!ほんと!!ドンマンーー!!!」とめちゃくちゃ感情移入して泣いてしまいました。1話では「この主人公どうだろ?」と思っていた自分が!
これぞ韓国ドラママジック!!!(笑)
今世界で一番波に乗る俳優 ク・ギョファンの演技が凄い!
そんな感じでラストの大団円までしっかりと楽しみまくった今作ですが、やっぱり役者的には
ク・ギョファンの波に乗る演技が素晴らしい!!
ク・ギョファンが出演したドラマのレビューはこちら!

私はク・ギョファン出演作品の初鑑賞はこちらのNetflixドラマ作品「D.P. -脱走兵追跡官-」。このドラマも本当にいろいろと感心させられ、とても印象深い作品だったのですが、このドラマのク・ギョファンの演技もとても良くて、「ああ、いい役者さんだな」と思っていたのをとても良く覚えていました。
その後、どんどんと人気俳優になり、主演作品も増えているんだな~となんとなく知ってはいましたが。
このドラマを観て、「D.P. 」の頃から、また明らかに演技が冴えていて、最初の方のドンマンに感情移入させてくれないようなところから、ラストの彼の最後の表情で泣かされるところまで、もう自由自在に引っ張られて、演技が凄くノっているところが画面全体から伝わるところもとてもワクワクさせられました!!
相手役のコ・ユンジョン、そして脇役のオ・ジョンセ、パク・ヘジュン、チョン・ペスといった脇を占める名脇役俳優の演技も凄く良いのですが。でもやっぱりこのドラマはク・ギョファンにくぎ付けでした。
韓国ドラマは俳優の層がとても厚くて、どの作品を観ても感心しちゃうのですが、このク・ギョファンについてはその中でも「間違いなく今一番熱い俳優」と言っていいのではないのかな、と思いました!先日行われたカンヌ国際映画祭でも出演作品がコンペに選出されて参加していましたね。いい作品が集まってきているんだと思います。
この「誰だって~」のドンマンは、インディー映画で長年頑張ってきたク・ギョファン自身の背景にも重なる部分がある役みたいで、想いもあったのかもしれないですね。
韓国俳優間のみならず、「今世界で一番波にのってる俳優かも」と思いました。こんなにそのことが分かりやすい作品もそうないので、そういう作品は本当に面白くて、「見逃さないで良かったな!」と思いました!
これからもめちゃくちゃ楽しみですね!!
気になった方はぜひ観てみてください♪
2026年の韓国ドラマの全てがわかるのはこちら!↓

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