ついに日本でも公開されました「Michael/マイケル」最高すぎ!!
ライブシーンは圧巻でしたが、個人的にはレコーディングやMV制作シーンに一番心をつかまれました!
音楽ファンは特に必見!!マイケル・ジャクソンのスターの側面だけでなく、クリエイターとしてさらにいろいろと調べたくなる作品です!
目次
「Michael/マイケル」
人類史上最も売れたアルバム『スリラー』を生み出し、ムーンウォークをはじめとした革新的なダンスで、今なお世界中のアーティストに影響を与え続けている奇跡の存在、マイケル・ジャクソン。
父の支配と自身の夢の狭間で揺れながら、名曲を生み出していく若者マイケルの“創造の瞬間”。
そして、その才能ゆえの孤独に悩む一人の人間の姿だ。引用:映画「Michael/マイケル」公式サイトより
海外で公開されたのは4月の後半。全世界合計で2億1,740万ドルという伝記映画史上歴代No.1となるオープニング成績を記録し、メガヒット作品となった今作。
全世界興行収入は6月15日(月)時点で9億3,000万ドルを突破し、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)の世界興行収入9億1,100万ドルを上回り、音楽伝記映画として歴代No.1の記録を更新中だそうです!おそらく10億ドル突破ももうすぐだと思います!このブログが公開される時には既に達成しているかも。
制作は、イギリスの大人気バンドQueenのボーカル、フレディ・マーキュリーの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』を手掛けたグレアム・キングというイギリスの映画プロデューサーが率いるチーム。
監督は『トレーニングデイ』や『イコライザー』シリーズで人気のアントワーン・フークアが担当しています。
そしてマイケル・ジャクソンの役はマイケルの甥であるジャファー・ジャクソンが、「映画初出演で主演」という形で努めています。
まず私の鑑賞直後の素直な感想をそのまま書きますと
最高すぎて鑑賞1回じゃ消化できない!!!!!!
というくらい、最高でした!!
鑑賞して数日経つのですが、全然余韻が抜けない!!むしろ、
マイケルの歌を聴きまくり、動画を漁る日々!(笑)
こうなることは分かっていたのですが、めちゃくちゃハマっちゃって日々大変です!(笑)
というわけで、自分なりの感動ポイントなどを書いていきたいと思います♪
※ここから先は思いっきりネタバレしていますので、結末をお知りになりたくない方はご注意ください。
映画にも登場するアルバム「thriller」40周年エディションはこちら!
何と言っても圧巻のライブシーンの数々を堪能できる!
最初に言っておくと、この映画は家族や大勢で楽しめるいわゆる「ポップコーンムービー」として作られたんだと思います。また、マイケル・ジャクソン遺産管理財団側とジャクソン一家が製作チームと密に協議を重ねて作られた映画で、「みんなでマイケルの偉業を称えよう」というような要素が強い映画かな、と公開前から予想されていました。そして、大きな枠としてはやっぱりそのとおりの映画だったと思います。
マイケルの偉業は何と言っても「キング・オブ・ポップ」という称号があるくらいなので、楽曲とパフォーマンスの天才的な素晴らしさ。それが全面的に打ち出されている作品で、それだけで楽しめる映画になっているのは間違いありません!!
ジャクソン5時代の名曲「I’ll Be There」「Never Can Say Goodbye」「ABC」などから、ソロに転向した後の名曲まで数々の曲がふんだんに楽しめますし、その見せ方もうまく作ってあると思いました。観客が曲に集中しやすいですし、ノリやすいと思います。
レコーディング風景やMV撮影、そしてラストの圧巻のライブシーンなど、ちゃんとマイケルが辿ってきた歴史をできるだけ踏まえて見せてくれるので、観ていてすごく楽しかったです♪
マイケルを演じた二人の努力!!本当にマイケルに見えてくる不思議
この映画最大の難関はやっぱり
天才マイケル・ジャクソンをどう甦らせるか
だったのかなと思うのですが、マイケルを演じた二人の新人役者が凄い努力を積み上げてマイケルを演じたおかげで、見事
スクリーンにマイケルがいるーー!!
と思える瞬間がありました!!
まずは、ジャクソン5だった子供時代を演じたジュリアーノ・クルー・ヴァルディ君。彼からもう既に幼少時代のマイケルの特徴をとてもつかんだ素晴らしい演技で、同時代を生きていた人達やマイケルファンの人達は「この時点で涙だった」という感想も聞くほど。歌唱力もダンスも素晴らしい彼ですが、幼少時代を演じるのは体の動きや声の出し方など大変だったそうです。軽々演じているように見えるので、彼も天才的ですね!
そして、やっぱり思春期~青年期からのマイケルを演じた、ジャファー・ジャクソン。父はマイケルの兄であるジャーメイン・ジャクソンで、ジャファーは今29歳。この映画でマイケルを演じるために、オーディションも兼ねてのトレーニングだけでおよそ2~3年を費やしたらしいので、気が遠くなりそうですが。演じられるって決まってないのに!彼は20代の半分くらいをこの映画のために生きたような感じですね。
企画自体はもっとからあったと思いますし、家族が参加しているのでもっと前から覚悟はあったかもしれません。またマイケル本人との血縁もあるので、彼ならではのプレッシャーも相当あったのではないかと思います。ちょと使命的なものもやっぱり感じますよね~。
その過酷なトレーニングと、本人のもともと持っている雰囲気がマイケルに似ていたところもあり、映画では精いっぱいマイケルを体現していて、私も「ほんとにマイケルだ」と思える瞬間がありました!!マイケルの話し声や話し方だけでも徹底的に訓練したそうですし、パフォーマンス以外のシーンでも「あれ?マイケルじゃね?」と思えるシーンがあったり。ペプシ事故で入院している時のシーンとかあたりで、私はぐっとそれを感じました。
パフォーマンスシーンは「本当に極限まで頑張ったのでは?」という感じでした!マイケル本人が唯一無二の天才ですし、全く同じに再現するのは当たり前ながら100%無理ですけど、歌も自分の声とマイケルの音源をブレンドして作ったり、フリも詳細なところまで再現していて、映画鑑賞中はもちろんのこと、このご時世大量に出回るご本人との比較シーン動画を観ても「ちゃんと観客に伝わるようにしている」と思いました!こういう映画は「伝わる」ことが大事だと思うので。
この現象、実は同じ制作チームが作った『ボヘミアン・ラプソディ』でも私はそうで、最初はフレディが「似てない!」と思っちゃうのに(笑)、「映画を観ているうちにだんだんフレディに観えてくる」というマジックと一緒でした。
マイケル以外の登場人物の再限度が面白い!(一人を除いて笑)
個人的には「マイケル以外の登場人物も、みんなそれなりに再現度が高かったのではないかな」と思いまして、そこも嬉しいポイントでした!
映画ではめっちゃ酷く描かれている父(コールマン・ドミンゴなかなか熱演)や優しい母もそこまで「違う!」という声も聞かれませんし、家族で作った映画なのに、あんまりマイケルとの交流シーンも見られなかったジャクソン5の兄弟達も。
そこまで「マイケルガチオタ」ではない私ですら、私が「おおー!そのままやん!」と思ったのは、この作品でマイケルから「Q」と呼ばれる天才音楽プロデューサーのクインシー・ジョーンズ!!ケンドリック・サンプソンというめちゃイケな俳優が演じていますが、なんとクインシーの役の準備期間は3日だったらしい(笑)。その割にめちゃくちゃ似てたけど(笑)。
マイケルがQにアルバム制作を依頼してレコーディングする「Don’t Stop ‘Til You Get Enough」のシーンは、Qが白いバケットハットに白いタートルネックセーターを着ているのですが、それ当時のファッションほんとそのまんまで「ここはこだわるんだ!」と(笑)。
この「Off The Wall」から「Bad」までのクインシーとマイケルのレコーディングや楽曲制作の逸話は伝説級にいろいろとあるみたいで、私は映画を観てから猛烈に調べまくるという日々です(笑)。「このレコーディングシーンやMV撮影シーンの詳細を観たかった!!」と思ってしまったので、それはまた別でドキュメンタリーかドラマでミニシリーズとかできると嬉しいです♪
そして個人的には「Beat It」のMV撮影(打ち合わせ的な)シーンで、フリをそのまま踊るんですけどバックダンサーのフロント二人がとても似ていて、「わー凄い!」って思いました。ヴィンセント・パターソンとトニー・フィールズですね。特に私は子供の頃にこのMVを観て黄色ボーダーに黒ジャンバーのトニー・フィールズが怖くて。でもダンスがめちゃ上手くて、なんか理解が追い付かなかった記憶があります(笑)。
この「Beat It」は当時のLAのギャング抗争に胸を痛めたマイケルが、本当に敵対するギャング同士(「クリップス(Crips)」と「ブラッズ(Bloods)」)のメンバーを撮影に呼んで作ったという奇跡のMVなのは超有名ですが、ほんとエピソードが強すぎて。そんな人いないよ!(笑)
あと「thriller」や「BAD」のパフォーマンスシーンは本当に圧巻のシーンなのですが、MV撮影ではほんとチラ映りする監督のジョン・ランディス、またラストシーンの「BAD」のウェンブリー公演シーンで、これまたチラ映りするバックの女性ギタリストのジェニファー・ヴァトゥンのカッコいいシーンもほんの一瞬ですけど映って「あ!映った!」みたいな感じで、しかもちゃんと似せてて嬉しかったです(笑)。
ただ一人「あれ?あんま似てなくね?」と思った人物がいた
また、これは似てる似てないは関係ないのですが、マイケルが黒人アーティストのMVを放映しようとしなかったMTVに対して圧力をかけるよう依頼(あるいは共に激怒して動いた)した人物は、当時のCBSレコード(エピック・レコードの親会社)の社長であったウォルター・イェトニコフを演じたのはマイク・マイヤーズ。彼は『ボヘミアン・ラプソディ』ではEMIレコード社長レイ・フォスターを演じていたので、そちらも観ている人は「また出てきた!!」と笑えるシーンでもあります。でも、マイケルが訴えていることは凄く大事なシーンなのでギャップがね(笑)
で、この映画でこれだけ結構再限度高いキャストの中で「あれ?」と思ったのが、マイケルの弁護士ジョン・ブランカを演じたマイルズ・テラー。いまや『トップガン・マーヴェリック』でおなじみの役者ですね。
なんか彼だけ、リアルのジョン・ブランカとあんまり似てない気がして(笑)。結構大事な役なんですけど。そして、演技めちゃ上手い彼なので、映画でとってもいい味は出しているのですが、基本この映画では脇ですし、なんか演技が若干軽めな気がして、私は終始面白かったです(笑)。80年代の時代は感じますが、ロン毛が似合うタイプでもないし(笑)。
映画ファンからすると「マイルズ・テラーをこんな贅沢使いするとは!」なんですけど、でも彼のキャストは今後を暗示するのかも・・・?
ちなみにこの映画ではマイケルにとって大事な人たちが一部いないことになっています。これは、いろいろと事情があったみたいです。まあ、ミュージシャンとかの伝記映画ってそういう事ありますよね。
以前に書いたミュージシャンの伝記映画のレビューはこちら!

映画ではマイケルが聖人として描かれすぎている?
映画を観た人の感想では「マイケルが聖人として描かれすぎている」という意見も。
確かに、ミュージシャンにありがちなドラッグや酒や性的スキャンダルといったようなエピソードが無く、慈善活動のシーンもあるのでそう感じる人もいるのも「そうなのかな」と。
私個人の感想としては、私は「聖人」とはそれほど感じず。むしろ「繊細で変わってはいるけど、子供時代は普通の子」で、「家族もそんなマイケルをそれなりに愛していたのではないかな」と思いました。私の子供時代にも、今小学生の息子のクラスにも、ちょっと繊細な子っていたので、なんかそういう子を思い出したり。
マイケルが同世代の友達がおらず、兄弟ともどこか馴染めず、どんどん動物を飼い始めちゃうところとか。結構家族も大変だと思うのですが、反対せず受けていれていて。私も息子がいますが、いくら愛していても、蛇とか一緒に住めないですし(笑)、ジャクソンファミリーなりの愛だったのかな、と。
彼が持つ才能があまりに特殊かつ大きく、また業界自体もとても特殊でその中で幼い頃から生きていかなければならなかったわけで。「自分自身の内面にどんどんと走らざるを得なかったのかな」と感じたり。また整形についてやおもちゃ屋が大好き、弁護士の会議の時にも一人だけオレンジジュースとかのエピソードも。家族や身近の人ならではの視点に感じて、面白いなと思いました。
前評判を覆して期待以上の大ヒット!そしてこれからは・・・?
この『マイケル』、公開前は「ヒットするかな?」と映画ファンの間では半信半疑だった映画でした。
特に公開前に試写会などで観た海外の評論家の評価は芳しいものではなく、マイケルと言えばどうしても思い出してしまうスキャンダルのあたりには触れない「家族が作った安全な物語」としてとらえられていました。また予告が出た段階では主演のジャファーが「そこまで似ていない」という巷の意見も目にしました。
でも公開後は大ヒットし、先に書いた作品の興行成績のみならず、マイケルの楽曲自体も凄い勢いでチャートを上がってきて、特にストリーミングではSpotifyのグローバルチャートでも「Billie Jean」が1位に、アルバム「Thriller」がBillboard 200のアルバムチャートで7位にまでなるなど、とんでもないチャートカムバックとなりました!
また、映画で使われた曲だけではなくて、「Chicago」というマイケルが亡くなった後に発表された曲もなぜか人気が急上昇しているんです。
本当にこんなことは滅多にないので、めちゃくちゃびっくりと共にやっぱりマイケルの凄さを感じました。公開前の不安が全部吹っ飛んだくらい、世界中の人々が映画を楽しんでいますし、その後にマイケルの曲も楽しんでいるんですよね♪
そんなこの『マイケル』。鑑賞した方は特に気になるのは「続編があるのか」というところだと思います。本作もマイケルの歴史を知る方なら(というか知らなくてもかもだけど)、終わり方がめちゃくちゃ唐突だったりするので「これで終わり!?」って感じた方も多いと思います。
続編についてはまだ決定はしていないようで、正式な発表はないのですが。「ここで終わった方がよいのでは?」という意見も多々あります。これ以上ないほどの大ヒットを既に達成していますし、ここから先に進むとどうしてもスキャンダルについても触れなくてはならないと思いますし、辛い話になるのは必至だと思います。
ただ、個人的には私がマイケルに没頭した初めての作品が1991年にリリースされた「Dangerous」。もう洗脳のように浴びたアルバムで、MVもたくさん観て大好きだったので、この時の再現もしてもらえると嬉しい!!!
「Black or White」や「Remember the Time」など、大好きな曲がスクリーンで蘇ると嬉しいなと思います♪
というわけで、気になった方はぜひ観てみてください♪

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