先日、こちらの映画作品を鑑賞しました。
目次
「ウィキッド 永遠の約束」
オズの国に隠された真実を知り、それぞれの道を歩むことになったエルファバとグリンダ。“悪い魔女”として悪名を着せられ民衆の敵となったエルファバは、言葉を奪われた動物たちの自由のために戦い続けていた。一方“善い魔女”となったグリンダは、希望の象徴として名声と人気を手にするも、その心にはエルファバとの決別が深い影を落としていた。和解を試みるもその願いは届かず、 ふたりの溝はさらに深まっていく。さらに、突如現れた“カンザスから来た少女”によって、オズの国の運命も大きく動き出す。世界に暗雲が立ち込める中、ふたりの魔女はもう一度、かけがえのないかつての友と向き合わなければならない。自分自身と、世界そのものを―――永遠に変えるために。
引用:映画「ウィキッド 永遠の約束」公式サイトより
前作「ウィキッドふたりの魔女」がブロードウェイミュージカルの映画化作品として、全世界興行収入歴代1位という大記録をヒット。日本でも洋画で大きな興行収入を記録した大人気ミュージカルの映画化。
私も前編を昨年の公開時に観に行きまして、とにかく超感動して感想を書きました!

前編を観終わってから、もう後編が早く観たくてたまらなかった今作。全米などでは昨年の秋に後編が公開されていたのですが、前編に続き後編はまたしても半年ほど遅い3月に!!
おっそーい!!!!!
というわけで、さんざん待ってやっと観に行けました!!しかもちょっとでもいい音響とのことでドルビーサウンズのシアターで♪
で、観終わった後は
感動ーー!!!!!
前編も本当に感動しましたが、後編もやっぱり感動!!というわけで、後編で感じたいろいろについて感想を書いていきます♪
※ここから先は思いっきりネタバレしていますので、結末をお知りになりたくない方はご注意ください。
やっぱり主演二人の歌と演技の素晴らしさが映画を引っ張っている
前編の感想でもさんざん語りましたが(笑)、エルファバ役のシンシア・オリヴォ、そしてグリンダ役のアリアナ・グランテ。この二人の演技や歌はやっぱり後編でも「素晴らしいな」と思いました。
今作では特に二人の辛い日々が描かれるのですが、グリンダの内面の演技は前編よりもより研ぎ澄まされたアリアナ、そして反逆者となったエルファバをシンシアが前編よりスタイリッシュに強さを持って演じていたところが、個人的にぐっときました。二人とも凄く説得力があって、それぞれのキャラクターをもう生きてきたように見えました。
他のキャストもそれぞれ良い演技なのですが、やっぱりこの主人公二人がどれだけキャラクターになりきれているかでこの作品の出来が違ってくると思うので、これはもう二人とも見事だったと思います!
後編の辛い物語をしっかりと描き切った
前編の学生時代の楽しかったり軽い感覚があった時と違い、続編の後編はエルファバが「悪い魔女」として定着した後の、分断と対立の物語になっていきます。まさにそういう国が増えつつある今、本当に見ていてつらいところもあるのですが、この問題を「子供にも分かりやすく伝えるのにこんなにいい映画もないな」と鑑賞しながら思いました。
排除されていく動物やマンチキンの人たち。その側で戦うことを選ぶエルファバと、「善き魔女」として国民に愛されているグリンダ。友情はありながらも対立している二人。現実でも解決できない問題を、物語ではどう描いていくのか。
私はミュージカルをみていましたが、後半は結構しんどかったということだけ覚えていて、あんまり結末を覚えていたないくらいで。個人的には映画の方がミュージカルよりも「話をしっかりと描けていたのかな」と思いました。
「for good」に込められた意味
この映画の大きなテーマ(私には最大と言ってもいい)は、「善と悪とは何か」というところで、映画でも
この二人が歌うこの「for good」(善のために)、「お互いに違う立場だけど出会えたからこそ、対立もあるけど、お互いに変わって受け入れていくところ」がこの作品の肝だと思うのです。
日本では「永遠の約束」という、分かるけどなんかちょっとボヤっとしている副題なのですが、「善とは何か」というところ、それは小さなところでは一人と一人の人間の友情、大きなところでは人種などを超えてお互いを理解し合う心とは何か。「善」とおもっていることは本当に善きことなのか。
現代ですら混沌としていて、答えだせずにいる問いを100%誰もが納得する答えを出すことはできないと思います。
「ウィキッド」はこのところを子供たちから大人まで心に問うことのできる作品で、「今必要とされている映画だったんだ」と後編を観て、改めて思うことができました。
ジョン・M・チュウのような監督をもっと大事に
前作の感想ブログでも書いたのですが、続編でもやっぱり監督のジョン・M・チュウの力量を思いました。
美術、演出、演技面において、ちゃんとミュージカルとしてエンターテインメントを追求しながら、今の時代にぴったりな作品を作り出していける。素晴らしい才能の、貴重な監督だと思います。
映画賞のアワードレースなどになると、インディ作品のとがった才能や作品に目が向けられがち。もちろんそれはとても大切なことですし、私も素晴らしいことだと思っています。
でも、この映画のように大作で多くの人に向けた作品となると、それだけ多くの意見が出て、「最高」という人も「微妙」という人も多くなる。でも大衆を相手に誰にでも分かりやすく、最高の作品を作ることを目指す。そして、確実にヒットさせる。
「こういう才能を本当に大切にしなければ」とこの「ウィキッド」を観て、改めて思いました。誰にでもできることではもちろんないですし、相当なプレッシャーだと思います。そこを突破して、素晴らしい作品を作ることができた彼を「もっとしっかりと評価していこう」と思いました。
まだ若いので、これからたくさんチャンスありますね!楽しみです!
というわけで、気になった方はぜひ観てみてください♪

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