
the 1975 の4枚目のアルバム「Notes On A Conditional Form」が発表されたのは5月。
リリースされて最初に聴いた時と5か月ほど経った今では全然違って今は愛おしくて仕方ないこのアルバムの感想を書いておこうと思います。
私個人の感情の話だしアルバム並に長くまとまってないです(笑)
the 1975 「Notes On A Conditional Form」
https://open.spotify.com/album/0o5xjCboti8vXhdoUG9LYi?si=g2qwe6dTS9iSesMpzTlnjg
いざリリースされた時の第一印象は22曲は「やっぱり長いな」ということと、名盤化した3rdアルバム「Brief Inquiry Into Online Relationships」のようなまとまりがあってメッセージが強い作品のようなイメージが頭にあったので、ジャンルが絞れてない感じが若干気になり。
それでもメロディやマットの歌、バンドの音は相変わらずとてもいいし「フォーマットを気にせず楽しめれば良いのかな」と思ってました。
言うまでもなく大好きな3rdアルバム
「Brief Inquiry Into Online Relationships」
https://open.spotify.com/album/6PWXKiakqhI17mTYM4y6oY?si=vYfrLTpZTg2Eg_OzLKd-nA
この印象が変わるきっかけになったのが、この「Frail State of Mind」にハマったことで、内向きの歌詞と2ステップみたいな曲のリズムが心地良くて。ちょうどコロナに対する不安や生活が変化した状況にこの曲が自分の中でマッチして、しばらくこの曲をリピートして聴くように。
アルバムを通しで聴こうと思ってもこの曲になるとリピートしちゃって先に進めない。4曲目なのに(笑)
しばらくしたいままこの曲リピートしてるうちに、またアルバムをいつの間にか通しで聴くようになると、最初と印象が変わって、アンビエントやストリングスの曲もすんなり自分の中に入ってきて。なんとなくふと「これっていろんな意識や感情を持つ人の心みたいだな」って思うようになって。
それからとにかく私自身のいろんな感情に寄り添ってくれるようにアルバムが聴こえるようになりました。インスト曲もなくてはならないなと思うように。
(ビジュアルはそんなに分からないけど、、、。)
コロナやBLMや辛いニュースなど漠然とした不安にちょっと感情が揺れやすくなった自分にとにかく寄り添ってくれるアルバムになって、アルバムの纏まらない感じが凄く身近に感じられて、いろんな感情を許されるような気がして。
本当に今愛おしくてたまらなくて、このアルバムにこんな気持ちを抱くとは。
今はこの「do’nt worry」が自分にとって大切で。いろんな不安を歌うアルバムだけどこの曲と「guys」でラストに愛をストレートに表現してるところに凄く頼らせてもらってます。
今日一日が疲れたり、うまく感情がコントロールできなかったり、嫌なニュースを観たり、なんとなくモヤモヤしたり。
もちろん、凄く元気な時や楽しい時も。
纏まりや完成度はイマイチかもだけど、聴くたびにいろんな感情をくれるこのアルバムが大好きです。
もちろんこの曲も大好きだよ!
(2回いうけどビジュアライザーは無くてもよかったんじゃ、、、(笑)。)
ちなみにこちらの記事で音楽ライターの粉川しのさんがこう書かれてました。
「不安と混沌に揺さぶられる1年になること必至の2020年を数年後に思い返した時、その記憶のバックで流れる音楽のひとつがThe 1975の本作になることは間違いなさそうだ。」
私にとっても本当にそうなりました。
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