
今年の2月にリリースされたBTSのアルバム「MAP OF THE SOUL : 7」。
韓国アーティスト最高売上新記録を自己更新した本作は上半期アメリカで一番売れたアルバム・チャートで1位に。
本国のみならずアメリカ、イギリス、オーストラリア、日本など、全世界音楽チャート首位を席巻。韓国アーティストとして初めてアルバム4作連続で米“ビルボード200”1位を獲得し、リード曲「ON」はビルボード“HOT100”4位で韓国グループ最高順位を自己更新。
と、リリースされてからとにかく世界中でめちゃめちゃ売れたBTSのアルバム。
私がBTSの楽曲にハマるきっかけになったのもこのアルバムからでした。それまでちゃんとアルバムを聴いた事がなかったのですが、今作のリリース時の人気を見て、「どんなアルバムなのかな」と興味が出て聴いてみたらあっという間に夢中になりました。
19曲もある大作です。もともとBTSはじめk-popはリリースが多いのでフルアルバムはボリューム大になりやすいようです。
私はこのアルバムでBTSに出会ったようなもので、あの時よりは今は若干k-popやBTSについても知識ついたし。まさにこのアルバムはBTSの今までの集大成的作品だったんだと今は分かります。
ということで、このアルバムは思い入れが強いので、Twitterで全曲レビューしたのでまとめました。
「MAP OF THE SOUL : 7」
https://open.spotify.com/album/3l5hwCuEtpjMiSdEch4vZR?si=FiGaoSKIRh6h2o82Fp-CiQ
そもそもアルバムタイトルの「7」は「メンバー7人だからかな」くらいにしか思ってなかったけどデビュー7年の意味もあってなるほどと思った。k-popアイドルグループにとっては7年は重要な意味を持つ事はこのアルバムかなり好きになってから後に知りました。
「k-pop 7年」と検索すれば簡単に関連記事がザクザク出てくるのでk-pop界では周知の事柄だと分かります。
https://joah-girls.com/articles/nAAS7.amp?__twitter_impression=true
それを知ってから聴くとこのアルバムへの気合の入れ様が分かって、またさらにこのアルバムが好きになりました。もちろん知らなくても十分いいアルバムで、恐らくもっと意味がある気もしますがそこまでで私は十分感心しちゃったのでこれ以上は追わず。曲を聴くだけでも伝わると思う。
ではスタート!
1 Intro : Persona
BTSをほとんど知らずにこのアルバム最初に聴いたら、まず1曲目がこれでRMのソロで1曲まるまるラップでしかもめちゃくちゃ上手い!!知らない私は「えーっ⁈なんだ凄いな」って電車の中で曲聴きながらすぐRMのこと検索したの覚えてます(笑)
トラックがちょっと懐かしい感じだなと思ってたら、過去に出した曲のトラックを再度使った曲だと過去作聴き込みして気づいて。ずっとBTS聴いてきた人にはピンとくるわけですね。ほんと知らなくても全然カッコいいし凄いんですけど。
2 Boy With Luv (Feat. Halsey)
2曲目のこの曲はシングルでリリースされてたけどホールジーとやっても全然違和感なくて「BTSってk-popってだけじゃもうないな」って思った1曲。ホールジーの対応力も凄い。曲としてハマるまではいかなかったけどいい曲です。
3 Make It Right
3曲目のこの曲はエド・シーランが作曲参加の曲でk-popらしさがほとんどないのが驚きでした。ミディアムテンポで耳馴染みのいい曲。前曲ではホールジーに感心したけど、この曲ではエド印の曲を違和感なくこなすBTS側の対応力に感心した曲。裏声も難なくこなしてますね。
4 Jamais Vu
4曲目のこの曲が最初に聴いた時から個人的に大好きで、このアルバムにハマる大きなきっかけになった。ほんとにツボ!とにかくメロディが凄くいい曲にラップも自然でこれにほんとに驚いた。今でもアルバムからこの曲だけ聴いたりする。ジョンググ、ジン、JHOPEの三人の組み合わせは初めてだったみたいだけどそんな風に感じなかった。ジンの歌い始めもいいしジョンググへの歌の流れ方が凄いスムーズ。歌詞が分からなくても切ない感じも伝わる。とにかくいい曲なのでオススメ!
5 Dionysus
ハードな感じの曲で、過去作を聴いて割とBTS王道なサウンドなのかなと思った。ラップとボーカル両方楽しめる力強い曲。ライブで盛り上がりそうでアレンジがロックっぽいのも面白い。この曲どうやってダンス踊るんだろうって最初聴いた時思ったけど、長いテーブルを使った面白い演出でした。
6 Interlude : Shadow
SUGAのソロ曲でこの曲も最初聴いた時本当に驚いた。自分語彙力が乏くてもどかしい(笑)とにかくカッコいいし上手くってもう。エモラップ?力強くて繊細で「BTSってこういう曲もあるのか」って。SUGAの表現力ほんと凄いですよね。
7 Black Swan
「ON」が確か先行シングルでMVも観てたけど、その後リリースされたこちらの曲の方で私は完全にBTSの凄さに気づくことができた。流行りのトラップ?エモラップ系だけど、オリエンタルな雰囲気で凄くカッコいいし、歌とラップが凄くバランス良い素敵な曲。普段洋楽ばかり聴いてた私の耳にも馴染みやすいのに新鮮にも聴こえて、こういうカッコ良さが表現できるBTSの凄さがよく分かった。MVもみんな髪色落ちついてて誰が誰か分かりやすくジミンのダンス凄いし。世界に向けた1曲だなって思った。
8 Filter
ジミンのソロ曲。このアルバムで全員でラテン調の曲だとかなり違和感ありそうだけどジミンのソロになるとそれが不思議と馴染む。声質に合った色気のある曲。ジミンは声が個性的ですよね。この曲ダンスでどう表現するのかほんと楽しみ。
9 My Time
ちょうど折り返し地点でジョンググのソロ曲。90sR&Bポップ的なミディアムのテンポの曲でまたメロディが凄くいい曲!ジョンググの歌でさらに良くしてると思う。「シンプルにメロディいいって大事だなあ」ってこの曲で思った。この曲はジョンググの歌でさらに曲をよくしてると思います。ジョンググのことは初めて知った時から「歌が上手い子だな」とは思ってたけど、過去作から聴いてきてこの曲に辿り着くと本当に劇的に成長してきたんだと分かって感動すら覚える1曲。まだまだこれからが楽しみです。
アルバム半分まできてすでに曲のバラエティが凄いわ!
10 Louder than bombs
アルバム内で一番ダークというか重い雰囲気の曲に感じられる。トロイ・シヴァンの曲だけど私はクレジット見るまで気づかなかった。それだけ違和感なかった。歌の雰囲気が絶望感強めで最初聴いた時は「ちょっとどうした?」ってなりました。
11 ON
アルバムからのリードシングル。この曲は最初はジミー・ファロンのトゥナイトショーでNYセントラル駅でのパフォーマンスを観て聴いたんだった。今年のことなのにもはや懐かしい。このパフォーマンスはインパクトあって。もっとキャッチーなヒットを狙う曲も作れたと思うけど、それより実力が分かりやすいパワーある曲をシングルに選んだところがこのアルバムへの想いを感じる。その意気込みでダンス大変なことになってる(笑)
12 UGH!
もうこの曲本当に大好き!!(笑)私はこれでBTSにハマったと言っても過言ではない。最初はBTSの曲がラップこんなに凄いって知らなかったからこれ聴いた時は「えーっ⁈めちゃめちゃカッコいい!」って思ってアルバム全部聴いた後この曲すぐリピートしたな〜。それくらいラップ組が凄い!!過去作聴くとデビュー当初から比べるとアルバムからラップの比重はちょっと減ってる感はするけど、こういう1曲があれば全然というかむしろラップ曲が引き立つというか。ラップ組の力が詰まった1曲な印象。オリエンタル風なのも好み。この曲の為にライブを観たい!!
13 00:00 (Zero O’Clock)
「Jamais Vu」「My Time」に並んでメロディの良さが光るボーカル組の曲。新しさはないかもだけどこういう曲を大切にしているのがBTSの好きなところ。4人の声も合ってるしこの曲はソロじゃなく4人で歌ってるのがいいんだと思う。
14 Inner Child
Vのソロ。ワンダイあたりが頭に浮かぶロックポップな曲。Vの声は過去作のソウルっぽい曲の方が合ってる気はするけど、チャレンジするのはいいことだと思う。自分の子供時代に向けての歌らしい。Vの声もBTSの個性の大きな一つ。
15 Friends
「Inner Child」の流れを汲むかのようなこちらもポップロックな曲。歌い始めはレゲエみたいだけど。ジミンとVが同い年で親友だっていう背景が前提の曲で二人の関係ありきの歌みたいでここらへんが7が今までのBTSの集大成っぽいんだなと気づく。
16 Moon
ジンのソロ。「Inner〜」から3曲続けてちょっと似た感じのロックポップ曲が並んでるので前半にこの曲あっても良かった気がします。なんでジンて全員の曲だとちょっと引き気味なんだろう。過去作のバラード系のソロ曲もめちゃくちゃいいのにね。特に最近はtiny deskのライブあたり観てると歌がどんどん上手くなっていってる時期みたいなので今後どういう曲出すか期待です。後でtiny deskの感想もアップしますが、あのライブ観てるとバンドサウンドが声に合ってる気がします。
17 Respect
RMとSUGAの二人のラップ曲。この曲も面白いしライブで盛り上がりそうな曲。もともとは社会に対しての不安を歌う事が多かったと知るとその系統の曲と分かる。なんか二人とも楽しそうですね。
18 We are Bulletproof : the Eternal
全員のバラード曲でアルバムの締めかと思ったらラストではないのが逆にいいです。作曲者何人いるのよって曲ですが、洋ポップシステムで作られた曲ですね。曲調やコーラスは力強いけど、要所は繊細な歌声が響く曲で、全アルバム聴いた後に聴くと「ああ、よくここまできたな」って感じる。本当に完成度が高い曲です。
19 Outro : Ego
ラストがこの曲なのがこのアルバムの好きなところの一つ。明るい曲調で前向きに終わるし、この曲はなんかさっぱりというかカラっとした感があって。J-HOPEはパフォーマーとして本当に個性的でライブやPVではたまに目が離せなくなります。
私はこれ観てBTSのことかなり好感持ったんですけどJ-HOPEがめちゃめちゃ明るい感じでまず目がいったな〜。あとこの中で「Finesse」や「Circles」をみんなサラッと上手く楽しそうに歌っててほんと凄いなって思ったんだった。まだ半年くらいしか経って無いのに懐かしいな(笑)
と、すっごい長くなりましたが(笑)、こうやって全曲レビューができるくらい1曲1曲が凄くしっかりしてて聴きごたえがあります。
夏にTwitterで書いてた全曲レビューが終わっちゃった時はなんか寂しかったです(笑)19曲もあって思ったより日数かかったけど、本当に楽しかった!
ほんとバラエティ豊かな力作でいいアルバムでオススメです!
聴いたことない方はぜひ一度聴いてみてください♪
追記:BTS全アルバムレビューはこちら
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