先日リリースされたこのアルバムが最高でした。
Beyoncé 「RENAISSANCE」
言わずと知れた大スタ―、ビヨンセの6年ぶりの新アルバム「RENAISSANCE」です。
このアルバム、先行シングルは
「BREAK MY SOUL」の1曲のみ。その前のアルバム「Lemonade」は先行もなくいきなりのアルバムリリースだったので、むしろ1曲でもシングルがあった方がなんか不思議感というか。
で、この「BREAK MY SOUL」から自分でも珍しくめちゃくちゃ期待値が上がっていて。とにかくこの曲が自分的にドンピシャだったので、新アルバムを凄く楽しみにしていました。
そしてリリースされた「RENAISSANCE」をフジロックのロスが落ち着いたあたりで、落ち着いて全曲聴いてみたら、
今までのビヨンセ作品でダントツで一番ハマってて!!
もー毎日頭の中が
これ状態なんですよ~♪もう最高すぎて!!というわけで、このアルバムについて私なりに感じたことを書いてみたいと思います。
※私は普段はロック寄りで音楽を聴くタイプなので、R&Bやヒップホップ系のいわゆる「ブラックミュージック」は決して得意ではないジャンルなので、知識が足りなかったりズレた感想かもですがご容赦ください。
先に書いたように、ブラックミュージックにはそれほど馴染みがないのですが、それでも昔から自分なりに楽しんで聴いていて、「いいな」と思ったり、評判が耳に入って気になったアーティストや作品は聴いてみたりしてみています。
中でも、ビヨンセと言えば、私の中では
圧倒的エンターテイナー!!
みたいなイメージで。マイケル・ジャクソンみたいな感じで、エンタテイメントの「スター」として今現在最高峰なうちの一人。特に、
歌はもちろんダンスも凄いですし、この立ち方だけでアイコンになってしまうような、もうほんとマイケルと同じような感覚で楽しませてもらっていた感じです。
Beyoncé 「BEYONCE」
特に彼女の凄さを感じたのはこのアルバム「BEYONCE」以降で、それまでもデスチャ時代から凄いとは思っていたものの、このアルバムの曲ももちろん、
公式ではメイキングしか残してないみたいなんですけど、この2014年のVMAのヴァンガードに選ばれた時のパフォーマンスを観てて鳥肌が立っちゃって。「こんな凄いパフォーマンスはもう観れないかも!」と当時本気で思いました。凄くカッコよくて!!
そこからさらに、もはや伝説化してるスーパーボウルのハーフタイムショーのパフォーマンス。ColdPlayがメインの回だったのに、終わってみたらブルーノ・マーズとビヨンセしか記憶に残らなかったという(笑)。で、

なんとNFLの公式もこのビヨンセとブルーノ・マーズの部分だけ抜き出した動画を作って、再生回数がコールドプレイ有りのフルバージョンより多いの!(笑)もーそれはしょうがないですよね~。ビヨンセって、もはやそういう存在で共演者としてゲストに迎えること自体が今や難しい。彼女自身が圧倒的に凄すぎて。ブルーノも歌唱力的には凄いし文句無しなのですが、この日はビヨンセの日でした。
Beyoncé 「Lemonade」
2016年にリリースされたこの「Lemonade」は、本当にアーティストとして決定打を打たれたみたいな感じでした。音も先鋭的で今までよりさらに攻めた彼女しか出せない内容ならば、ビジュアルもカッコ良すぎて!
ただ、私は作品全体になかなかアクセスできず、触れることができたのは結構遅かったので、それだけが残念でした。
確か2016年にやっぱりVMAで「Lemonade」のメドレーをパフォしてて、それも良かったな〜。
翌年のグラミーのパフォなんて後光がさしていたような。めちゃくちゃ美しかったですね〜、パフォも本人も。
そして、この2018年のコーチェラ出演!
Beychella!!あの日、リアルタイムでTwitterで追いかけてた時の、あの世界中の興奮度は凄かったです。このNetflixのドキュメンタリー「homecoming」でさらに裏側が分かりますが、生粋のエンターテイナーとしてのプロ意識やその思いに感動しました!
やっぱりパフォーマンスが本当に凄い!
私はアルバム「Lemonade」自体より、このBeychellaでの凄すぎるパフォーマンスにより圧倒されてしまいました。
で、今回のアルバムの話にやっと入りますね(笑)前作「Lemonade」は本当に凄いと思うのですが、今回の「RENAISSANCE」を聴いてみたらこっちの方が自分的にはめちゃくちゃ好きでした。これは好みによるところが大だと思うのですが。
今回の「RENAISSANCE」ってとにかく
リスナーを躍らせてナンボ!!
まさに「ダンスミュージックの隋の髄!!」みたいな感じで。しかも凄くオリジナリティがあって、今まであんまりやってこなかったと思われる90Sのハウスミュージックやクラブサウンドがふんだんに踏襲されていて、とにかく圧巻!!
ここら辺の曲のカッコよさと言ったらなくって!「Lemonade」の曲はもちろんビヨンセならではの味もいっぱいあると思うんですけど、他のアーティストがやってもたぶんそれなりにカッコいいと思うのですが、この「RENAISSANCE」の曲はビヨンセ以外の誰かがやるとよほどの人でない限り、凄く冷めちゃう可能性もあるような。もうめっちゃめちゃカッコよくて。それはビヨンセの持つクラシックな部分や気品、そして包容力を感じるというか。
特にこの自由自在なボーカル力やコーラスワークがものすごく洗練されて聴こえる感じで、
先に出た「BREAK MY SOUL」ってハウスだし、単調と言えば単調に聴こえなくもない曲なんですけど、このリフレインがたまらなくて。もうビヨンセの声で圧倒的に洗練された曲になって、しかもとてもパワフル!聴いたら今すぐどっかのクラブかなんかに行っていろんな人と踊りたくなるような。
あとこのアルバムですごく好きなのが
ユーモア!!
この曲が私は本当に大好きで本アルバムの私のベストトラックなんですけど、なんか今までビヨンセに今まで感じたことのないユーモアとか余裕を凄く感じて。ビヨンセって私の中では「ものすごく真面目で優等生」的なイメージだったんです。努力家で才能もあって。けどちょっと固い。それがこの曲なんてエイリアンだよ!?(笑)
たぶん自覚的にユーモアを出してると思うのですが、この曲って人種性別年齢すべて関係なく、もはや全生命体に向けて歌っているような感覚で。しかもちょっと笑っちゃうくらいの。今まで見せないようにしてたのか、そこまでの大きな感覚って私はビヨンセに感じたことが無くて。
「私はこの世界では品格がありすぎて、永遠に、私が主役」
凄すぎる。本当にそのとおりすぎる(笑)なんか聴こえ方が今までと違ってこのユーモア感が凄く好きで。
ジャケ写とかも、いや、カッコいい!凄い体だし、めっちゃ気品に溢れている!ビヨンセしかできない!!!けど、ほんのちょっとだけ面白い(笑)彼女の足元どころか地上にも出ていない私ですら、ちょっとツッコミ入れられる(笑)
このアルバム、たぶん狙いや面白さもあって、
まずもって1曲目から「マザー●ァッカー」で始まるし!(笑) 「Lemonade」が凄く怒りに満ちたアルバムだったので、最初聴いた時に「あーまだそんな感じなのかな」と思ったら、
エイリアンの曲とかあって「ん?」となって、
なんとcharli xcxでおなじみのA.G.クックが参加してる、charli xcxみたいな曲まであって。びっくりしました!
最後の曲でもまだ「マザー●ァッカー」って言ってて!(笑)最初から最後まで「マザー●ァッカー」が出てくるなかなかないよな~って。それもこれも狙ってるような。面白いって感じるのは私だけかもですが(笑)
この曲もイントロとか凄いし、アレンジも一聴するとちょっとダサく聴こえそうでいて、ビヨンセが歌うと凄いカッコいいー!!!
他にもディスコサウンドから、アフリカン系のアレンジ、レゲエ感ある曲まで、普段それ系についてあんまり詳しくない私ですら最高!!!ってなるアルバムでした。
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このダンスミュージックへの視差とか表現力とか、感じる感覚がやっぱり別次元と言うか。なのに、何にも考えなくても凄く楽しめるアルバムにもなっていて。
「Lemonade」の時にはビヨンセ個人の絵巻物を観ているようなストーリーに満ちた個人史を聴いているような感覚でしたが、その後「どうするのかな~」と思ったら、コロナや政治などによりこんな混沌した世界になってしまって、
「怒り」ではなくて「ダンスの喜びで人をつないで世界を包むような喜びに満ちた作品」
そんなアルバムに感じました。それがなんかめちゃくちゃ感動しちゃって。そして朝から聴くととにかくめっちゃ元気出るので、最近は朝に聴くことが多いです!
私がオススメしなくても全世界で聴かれてるかと思いますが、まだ聴いたことがない方はぜひ!おすすめです♪
おまけ
私よりノリノリな人いた。キキ・パーマー、分かるぞ。私も毎朝こんな感じですわ(笑)
おまけ2
今時点、ずーっとMV待ちです。早く―!!!
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