韓国ドラマの「名作」をおっかけ鑑賞② 「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん」いろいろ辛かったけど観て良かった!IUのとんでもない才能に惚れ惚れしてしまった名作ドラマ

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「ミセン」について感想を書きましたが、今回は、

「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」

こちらは「ミセン」とはまた違った雰囲気のドラマ。この作品も「韓国ドラマNo.1」という方が多くて、私がフォローさせていただいている韓国ドラマファンの方からも「ぜひ観てほしい」とオススメされていた作品です。

主演はイ・ソンギュンとIU。


イ・ソンギュンは映画「パラサイト」で観たことがあった俳優。韓国ドラマにハマる前に鑑賞したので、もう懐かしいです。
そしてIUは歌手として私は最初に知って、俳優としても日本では是枝監督の作品に出演したりしていましたが、私は未見なので今作が初めての演技の鑑賞となりました。

こちらも「ミセン」同様、鑑賞後に名作だと思いましたが

観るのめっちゃ辛かった


本当につらかったです。結構中盤すぎても辛かったですね~。決して明るい話ではないです。
でもタイトルにも書いたんですけど、

ほんと驚愕レベルのIUの演技


もちろんイ・ソンギュンの演技もとても良かったのですが、私はとにかくIUの演技にくぎ付け!

演技もこんな上手いの!?

と本当にびっくりしました!!
「このドラマのこの役、よく引き受けたな~」と、観終わった後に改めて思ったくらいです。

というわけで、私なりの感想を書いていこうと思います♪

先にも書きましたが、このドラマはなかなか観続けるのが辛いドラマでもありました。

特に前半。登場人物の1人残らず、みんな死んでるように生きてるっていうか。1人も幸せそうな人がいないのですよ。
「幸せそうな人がいるからと言って、そのドラマが面白いか」というと全然そうではないんですけど(笑)

でもキャラの設定はみんな辛くても、主人公同士の繋がりはなんか温かかったりするのかと思いきや、スタートもなかなか「え?」っていう感じで。

社内抗争(だけじゃないけれど)から、社長が仕掛けた罠による賄賂で嵌められそうになった部長を助ける契約社員の女の子。
だけど、裏ではその部長と上司を陥れる計画を社長に提案する、というジアンがかなりねじくれ曲がった子で。

とにかくIU演じるジアンが、凄まじくて。心の閉ざし方、人に対する態度。そして行動。
その背景も少しずつ分かってくるところが、このドラマの大事なところでもあるのですが。

対するドンウンも、めちゃくちゃどよーんとしてて、嫌いなヤツが社長、妻とは家庭内別居に近い(しかも社長と不倫してる)。
兄弟は仲はいいけど二人ともダメ人生、最愛の息子は海外で離れてる。
ジアンに「囚人みたいに生きてる」と言われてしまうくらいに、顔から何から「無」みたいな人で。

この二人が少しずつ心を通わせていくのですが、それも

めちゃくちゃスローペース

出来事自体は起きるものの、心の距離自体はほんの少しずつの近づき方で。

私もスローペースなドラマも好きですけど、そんな私でも「脅威的スロー」と思ったくらいなので(笑)、展開が早いドラマが好きな方はダメかもしれない作品ですね。

私がこのドラマの何が辛かったかって、ジアンが置かれている境遇と、彼女に対して取り立てやってる男に殴られるシーンが出てくるんです。
こんなか細い子を!!でも、普段取り上げられないだけで、こういう事は現実たくさんあるんだと思います。
韓国ドラマは容赦ないんで、それがもう辛くて。途中からジアンが可哀想で仕方なくて。この男との関係も切なくて。
「人を信じられない性格」になってしまうのも分かります。

途中でドンウンが取り立て野郎のグァンイルを「なぜあんなかわいそうな子を殴るんだ!」と思いっきり殴ってくれますが、それをドンウンを張ってる盗聴で聴いて号泣するジアン。
凄い設定ですが、このシーンで私も泣いたよ〜。この「盗聴」も後半に活きてくるシーンがあります。

少しずついろいろもつれていた事が、最終回に向けてそれぞれ傷を負いながらも解放に向かいますが、唯一の守り守られる相手だった祖母を亡くして(葬式の全シーンが泣きポイント)空っぽになるジアンは、会社の会長が紹介してくれた釜山の会社で働く決意をします。
ドンウンが離れても支えると約束し、最終回では二人は笑顔で再会します。

話の途中で、ドンウンに対してジアンは「恋をしている」と思ってしまいますが、恋というよりも「人に優しくされる、愛される感情のバリエーションが分からずに、理解が追いついていなかったのかな」と。
ドンウンはそんなつもりは全く無く、彼女がただ可哀想で仕方なく。観ていて私も同じ気持ちでした。
だからこのドラマは全然恋愛ドラマじゃなく、むしろ主演の二人にその空気は違和感しかなくて、その作りもとても良かったです。

ほんとね〜、女の子とか子供が辛い目にあう話が年々しんどくなってしまうので、このドラマもかなりキツかったですが。
このドラマは主役二人以外にもドンウンの兄弟二人の話もあったりして、絶妙にそのあたりを一瞬回避できる作りなので、そういうところが「とても上手い脚本だな」と思いました。

そして、繰り返しになりますが、やっぱり主演二人の相性の良さと演技力で最後まで観きれたと思います。

イ・ソンギュンの演技は、「パラサイト 」とはまた少し違って、内面の苦しみや葛藤を抱えて、心を殺しながら生きる会社員として。
そんな彼が傷ついた少女に見せる優しさがこのドラマの光なのですが、上手く演じていたと思います。
私は韓国ドラマにハマる前に「パラサイト 」を観たタイプですが、こうやっていろんなドラマを観た後に改めて「パラサイト 」のキャストを振り返ると、「あの映画は韓国ドラマをよく知る人から観ると、キャスティングからとても巧妙にできた、よく考えられていた映画だったのか」と今でもいろいろと気づく事ができて、改めて感心してしまいます。
もうこの世にはいないイ・ソンギュン。残念でならないですね。観るのが辛かったのは、その事もありました。

そしてIU。何度も繰り返しになってしまいますが、こんなに演技が上手い子とは!驚愕しながらこの作品を観続けていました。
最初は事情がありそうながらも何を考えてるか分からない、愛嬌など持つヒマもないようなジアンが、背景が分かってきて可哀想で、苦しみしかない人生を必死で生きる彼女に感情移入できるかどうか。
ここがこのドラマの鍵だと私は思います。
私は見事どっぷりハマり、苦労ばかりであまりに細い彼女が心配で仕方なく、料理下手な私が「なんか作って食わしてやりたい」と思わせるくらいの真に迫った演技でした。

正直、他の子だったら観続けられなかったかもしれないです。

このドラマは「人の優しさ」が大きなテーマの一つだと思うんですけど、私自身はコメディとか明るいトーンの作品に惹かれがちなので、「こんなに日常の重さを真正面から描いた作品は、最近は自分からは選んでなかったな~」と。

けど、このドラマはそのしんどさの先に、人と人の関係や繋がり方、自分の気持ちや人に抱いた優しさを否定しないで、それが誰かの人生を変えるくらいの可能性もある事を描いています。
「シリーズ物ではない、1作完結物だからできるメッセージの込め方かな」とも思いました。

脚本も演技もとても丁寧で、物事はゆっくり進むけど、だからこそ人の心に深く染みる作品なんですね。音楽や映像も派手さはないですが見事にこのドラマの世界観を作っています。
とても思い入れが強い人が多く、「名作」と言われる理由も最終回まで観て良くわかりました。
私も100%観て良かったです!

人を信じられなくなった時に、また観返そうかと思います。

そして本当に偶然なのですが、この「未生」と「私のおじさん」は演出されている方が同じ方!!

キム・ウォンソクという監督。
この2作とも本当に素晴らしいドラマでした!
作品や話をしっかり丁寧な演出で作り上げる人という印象です。

最新作はIUと再タッグを組んだ「おつかれさま」。
もちろん期待大にして観たいと思います!!


気になった方はぜひ観てみてください♪

※写真は「マイ・ディア・ミスター 私のおじさん」公式サイトよりお借りしました。

おまけ

ドラマ観た後はこの曲聴くだけで泣けるよね〜

おまけ2

キャストの知識もついたので、もう一度観返そうと思います!

おまけ3

普段はこんなどでかい会場でライブするIU。
私のkpop好きな友達が、来日ライブのチケットがどーしても取れなくて残念がっていたな〜。

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