先日、この映画を観ました。
「マインクラフト/ザ・ムービー」

あらすじ等はこちら
現代の世界中のお子様たちの間では、おそらく知らない子はいないかもしれないくらいの大ヒットゲーム「Minecraft」をベースにした実写映画。
アメリカをはじめ、世界的に公開されるやいなや大ヒットしていることは私も知ってはいたのですが、いまだ世界公開と日本公開の間にながーい時間がかかりがちな洋画において、
結構タイムラグなく公開された
たぶん、GWに合わせて公開したんだと思うのです。
で、普段あんまり映画に興味のない我が家の小2息子が珍しく「観たい!」と言い出し。
私も息子がマイクラをプレイしているのを横目で見かけてたり、マイクラ世界のYouTuberの動画をうんざりするほど一緒に見させれて超最低限の知識はあった&インスタなどでこの映画の盛り上がりっぷりを見かけてたので、「結構面白いのかな」ということで、GW連休初日に近所のシネコンに観に行きました。
そして監督のクレジットを観てびっくり!!監督すら知らないで観たんですけど(笑)。映画字体も予想を遥かに超えて
めっちゃ面白かったー!!!
ので、いろいろと感想を書いてみたいと思います♪
※ここから先は思いっきりネタバレしてますので、結末をお知りになりたくない方はご注意ください。
(インディロック好きの皆様、アメリカ版予告ではMGMTの「time to pretend」が使われてますよ!「kids」じゃなくてニヤっとした私(笑))
まずこの映画、やっぱりマイクラの知識があった方がより楽しみやすいとは思うのですが、
マイクラ世界を知らなくてもコメディ好きは全然楽しめる!
と個人的には思いました。私も基本と言えないくらいの知識しかない状態で観ました。
まあでも、シリアスな作品やロマンチックな作品が好きな人はそんな要素は0なので、そこは気を付けてくださいね(笑)。
やっぱりコメディ好き、特に「ゆるコメディ好きには結構推せるな~」と思いました。一応「大作」ってことになってるので(笑)、大きなネタもあるっちゃあるけど、私的にはこの作品、
くすくす笑いが楽しかった映画でした
観に行った日が公開直後&GWってこともあり、シネコンでも大きいシアターでお昼の回かつ吹替版で観たんですけど、もう
お子様&家族連れ&ティーン友連れでほぼ満席!
そして
ギャクで大爆笑!
そして
「スティーブの溶岩チキン」の歌を帰りに歌う!(息子も歌ってた)
もう私、この光景を見れただけで、映画の内容そっちのけで(笑)感動して泣きそうにちゃいましたね~。
だって、普段はきっと日本のアニメ映画を真っ先に観に行っちゃうような世代だと思うんです。横のシアターでは名探偵コナンがやってたし(笑)。
でも、「題材がフィットするだけで、こんなにたくさんの子供達が実写の洋画を観に来てくれるんだな~」と。私はそこが嬉しくて。
で、映画が始まってしばらくして、監督のクレジット観てびっくりしたのが、
ジャレット・ヘス!
もう長い年月が経っているので知らない人も多いかもしれないのですが、
「ナポレオン・ダイナマイト」

2000年代にアメリカで話題になってカルト的に人気→全米で大ヒットにつながったコメディ映画の監督。この当時の映画好きはこの作品が早く観たくて、日本公開を心待ちにしていた方もたくさんいたと思うのですが、なんと日本では
劇場公開されずに、しかも!
「バス男」という邦題がついた!!(笑)
当時日本で話題だった「電車男」にちなんでの、この安易すぎる邦題がめちゃくちゃ評判悪くて。私もいまだにこの事は許せていないことを思い出しました(笑)。アメリカでは伝説の作品で、MTVムービーアワードまでとったのに!(笑)。
劇場公開されないだけでもショックだったのに、追い打ちをかけるような展開に。映画は本当にくだらないながらも面白くて、なんといっても
このジャミロクワイの「キャンディ・ヒート」に合わせた変な、でも妙に上手いダンスが印象的。今だったら絶対ソーシャルメディアでミームできてた!(笑)。
そんな伝説的作品の監督だったジャレット・ヘスですが、最近は全然話題を聞いてなかったので、もう生きてるかも知らなかった(笑)。
ので、クレジット観て思わず「生きてたんだ!」と思ったくらい、久々の新作だったんです。こんなところで再会できるとは。
というわけで、マイクラの話に戻りますね(笑)。
この映画の公式HPを見てびっくりしたんですけど、あらすじの文が6行のみで、後はキャラクター紹介しかないんです(笑)。

まずスティーブという中年男性が出てきて、子供の頃から採掘が好きな変わった人だったのが、マイクラ世界に転送されてからそこで生きている人間なんです。彼を演じるのは
ジャック・ブラック
こういう映画にはもうおなじみの存在ですね。
もう今作でも得意の笑わせムーブをたくさん披露していました。私はジャック・ブラック大好き人間なので本当に面白くて(笑)。
そのマイクラ世界に新たに現実から入り込んでくるのが、ジェイソン・モモア演じる、人生崖っぷちの元ゲームチャンピョンで80sから時が止まっているような男ギャレット、母親を亡くしてアイダホに引っ越してきた姉ナタリーと弟のヘンリー、そんな姉弟に家を紹介する不動産業かつ移動動物園をやっている女性のドーン。
この4人もいろいろあってマイクラ世界へ。
そこでスティーブと出会い、マイクラ世界を制しようとする豚キャラの悪党ピグリン軍団と戦うことになります。
でなんだかんだあって、ピグリンを倒して現実世界に帰るという、未就学児のお子様にもとっても分かりやすい話になっています。ほんと難しいことは一切ありません。
でも大人向けっていうか「なんで出てるのかな?」と個人的におかしくてしょうがなかったのが、
Jennifer Coolidge Breaks Down Her Unlikely Romance with a Nitwit in ‘A Minecraft Movie’ (Exclusive Video)Jennifer Coolidge explains her character’s love story with apeople.com
ヘンリーが通う高校の副校長を演じるジェニファー・クーリッジと、マイクラ世界から来ちゃった村人ニットウィットとの謎の恋愛(?)交流。いや子供はたぶん理解不能かと。さすがにうちの息子も、映画中も映画後もこの二人の話は一切してなかったです(笑)。
とうわけで、普段はあんまりない日本の普通のお子様達とのアメリカコメディ映画鑑賞で私が凄いなと思ったのが、
ジャック・ブラックの世界世代壁無しなウケ方
これはもう本当に凄いですね。大人から子供までみんな笑う。ジャック・ブラックが何かするたびに笑う。特にもう
歌芸は敵なし
凄いですね~ほんと(笑)。
昨年のマリオ映画でもクッパの声でピーチの歌を歌ってましたけど、今作では
溶岩チキンの歌♪
この歌が世界中の子供に大ヒット!
私たちは吹き替えで観たので、山寺宏一さんの歌ではあるのですが(笑)。
でももうそんなことは関係ないんです!スティーブの絵面も相まっておかしいので。
息子も「ヨヨヨヨ~ガンチチチチキ~ン♪」って、映画観た後も1週間くらい歌ってました。なんなら映画終わった瞬間から、既にシアターでお子様が何人か歌ってました(笑)。
たぶん各国の言葉で、この歌が歌われているんだと思います。吹き替えしている皆様、お疲れ様です(笑)。
「ジャック・ブラックの歌ギャグの力は国宝」ってYouTubeで言ってる英語コメントを見かけて爆笑しましたけど。
で、面白かったのが、今回ジャック演じるスティーブはキャラ的に濃くはありますが、割とピュアでいい人なんです。どちらかというと、モモア演じるギャレットの方が、人生崖っぷちでもあり、ちょっと大人の小狡さや、宝石を持って帰ろうとするダメな面もあり。ちょっと前ならジャックがやりそうなキャラですけど。
モモアもすごく頑張ってて面白かったですが、やっぱりお子様はじめ笑いツボのヒット的には断然ジャック・ブラックの圧勝。帰り道では息子はほぼスティーブの話でした(笑)。
そして、私が「なんかジャレット・ヘスっぽいな~」と思ったのが、姉ナタリーと弟のヘンリーのいなたさ。ヘンリーなんて「どっから見つけてきたんだろう」というような、「本当に高校生?中学生じゃなくて?」と言いたくなるような風貌と雰囲気。でもそのことに意味があるので、「この子よく見つけてきたな~」と妙に感心して観てしまいました。
でもヘンリー、マイクラ世界ではヒーローだし。

映画で面白かったのが、なんか「現実世界よりマイクラ世界の方がイケてる」とすら感じさせる、マイクラ世界の面白さが際立った作りになっていたこと。
クリーパーとか怖いっちゃ怖いし、マイクラって残酷な設定もあるんですけど、あんまり恐怖感自体はない世界なので、妙に居心地がよくて。
スティーブの狼のデニスも頭いいし、私と息子はミツバチが好きなんですけど、この四角いキャラ達も大画面で見てもなんかいい味で、ラストは「え、みんな現実世界に戻っちゃうんだ」と思ったくらい(笑)。
この映画、企画から公開まで紆余曲折あって、10年以上かかってやっと公開したそうです。ジャレット・ヘスは監督の第一候補ではなく。当初は「ストレンジャー・シングス」のショーン・レヴィが筆頭だったそう。
でもSTの様子を考えると、ショーンだったらもっとマイクラ世界はこわかったかもしれないので(笑)、「監督はジャレットで良かったのかな」と思います。
映画版『マインクラフト』の原作リスペクトがすごかったので、制作陣の”原作愛”の深さを聞いてきた。数々のスティーブを苦しめた「最初の夜」も、お子さんが泣いちゃいそうなコワさで再現監督は「リリース当初から」の『マイクラ』プレイヤー。原作のクリエイティブディレクターがプロデューサーを務める。赤石回路の解news.denfaminicogamer.jp
こちらのインタビュー、ジャレット・ヘスに「冴えない人の描き方」について質問してたりと、めちゃくちゃ面白かったんですが(笑)。
マイクラってすでにYouTubeにめちゃくちゃファンやいろんなクリエイターが作った動画があふれかえってる超超人気ゲーム作品、しかもファンが参加するクリエイティヴパワー命のゲームなので、意識しないといけない相手は同業の映画製作者ではなくて、完全にYouTuberやクリエイター達だったんですね。
でも映画制作側にちゃんとマイクラ愛があるのが伝わる、かつジャレット・ヘスの世界観がしっかりあって他のYouTubeにあがっているクリエイターの模倣などに決してなっていない、実は映画作家の個性がとても試されていた映画だったことが、個人的に「とても面白いな」と思いました。
この世界的ヒット、子供たちやマイクラ好きからも愛される理由はそこにあったんですね。
私は完全にジャック・ブラックありきの企画だと思っていましたが、そうではなくジャックは後でキャストが決まったそうで(モモアの提案だったそう)。でも、「ジャックがいなかったらこんなにヒットはしてなかったのかな~」とも正直思いました(笑)。
なんとなく続編がありそうな気配もする今作。もしあったらまた息子と観に行きたいと思います♪
気になった方はぜひ観てみてください♪

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